


※認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)の学校講演活動について
※ペットボトルキャップの回収協力について

エコキャップ活動をはじめたきっかけについて教えてください。
中川君: 甲南中では、ずっと前からアルミ缶の回収活動を行っていました。でもなかなか集まりが悪くて。先代の生徒会の先輩たちが「なにか新しいことをやりたいね」と相談して自主的に調べてはじめたのがエコキャップ活動でした。ただ、それも最初のころはなかなか全校に広がらなくて…。そんなときに顧問の井上先生の提案で認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(以下JCV)の人に講演をしてもらうことにしたんです。
林君: キャップを集めて交換したお金の寄付先で、ワクチンを届けている人たちの話を聞けば、なにか僕たちの活動のヒントになるかもしれないと期待していました。
エコキャップ活動をはじめたきっかけについて教えてください。
松尾さん: その日、JCV学校事業部の吉本さんから聞いたことは全部おぼえています。なかでも、日本が昔、外国にワクチンを贈ってもらっていて、今、世界の子どもたちにワクチンを贈るのは、そのときの恩返しなんだという話がとても印象に残りました。今の私たちの状況から、そんな時代があったことなんて想像もつかなかったので。
南君: 何のためにキャップを集めるのか、その目的を知れたことが一番よかったです。それまでは、誰に届いているのかも、何も知らなかったから。(みんなからややブーイング)僕らは1日1日、生きているのが当たり前だけど、そうじゃない、危機感をもって生活しなくちゃならない人たちがいるんだということを知りました。こういう活動ってやっぱり大事なんだなと思えて、自分が変わった気がします。
甲南中学は甲南町唯一の中学校。全校生徒586人。部活動が盛んで、サッカーや剣道など運動部のほか、科学部がコンクールで全国一位になるなど、まさに文武両道。


エコキャップ活動はどんな風に実践しているんですか?
内藤さん: 各教室に回収BOXを設置してあり、クラスの学級委員が日ごろから回収を呼びかけています。それを月1回の回収日に集めて生徒会室まで持ってきてもらうんです。今日がその日でしたが、その場でいくつ集まったのかクラスごとに数えてから、大きな回収箱に入れてもらいます。数はその場で私たちが集計します。多かったクラスは生徒集会で表彰するなど、意識を高めてもらうよう工夫しています。
西田君: ある程度の量がたまったら、近くのスーパーまで持っていきます。だいたい年に2回くらいのペースかな。少し離れているので、先生が車で運んでくれます。前回は、大きなゴミ袋に10袋以上を持っていきました。
倉崎さん: 「よくここまで集めたね」とスーパーの担当の方も喜んでくれてうれしかったです。感謝状をいただき、全校生徒が見る場所に掲示しています。
取材日は月に一度のキャップ回収日。「めっちゃ集まってるー」「過去最高?!」「僕のよびかけ効果やな」…。なんともにぎやかな生徒会室前。
この日は全校で3,666個集まりました。現在の累計は21,793個。「27人分」

うまく仕組みをつくって工夫していますね。活動を続けるうえでの課題は?
橋本君: 講演のときに吉本さんにも相談したのですが、毎回持ってきてくれるのは同じ人で、実感として参加率4割くらいかな。どうしたらみんながもっと参加してくれるのか、悩んでいます。生徒会でアイデアを出し合って、少し前の行事では、劇形式で募金を呼びかけたりしました。
中村さん: JCVの講演の後は一気に回収数が増えました。それまではクラス会などで呼びかけてもなかなか反応がなかったのが、持ってきてくれるようになって、手ごたえを感じます。
森田さん: 回収日はまだ先なのに、講演の翌日、BOXがいっぱいになっていたクラスもあったんです。それを見ると「たまってる!」とクラスのみんなもびっくりしていました。生徒だけでなく、家族や、先生たちまで協力してくれるようになったのもうれしかったですね(笑)
活動が広がっているんですね。
田中君: 生徒会ではキャップ回収以外にも、年に2度、近くのスーパーで募金活動をしています。このときは、吉本さんの「とにかく大きな声で・笑顔で」というアドバイスがいきたのか(笑)、ほんとに多くの方が募金に協力してくれて、とても楽しかったんです。
村田さん: 時間を過ぎても「まだ続けたい」というメンバーもいました。それに、生徒会でもないのに手伝ってくれた子や、子どもから聞いてわざわざ応援に来てくれた父兄の方がいたり、とても心強かったです。
中川君: 数のことや参加率のことなど課題はありますが、エコキャップ活動をやめる気はありません。みんなで協力して活動を続けていきたいです。
「きっとまじめでカタそうな人が来るんだろうな、と思っていたので、吉本さんを見たときにはすごく驚きました。ふつうのお兄さんという感じで、親近感がわきました(笑)」
2000個のペットボトルキャップでつくった日本地図。全校集会で発表しました。「環境のことや、ゴミのこと、飲酒運転、政治のこと…気になる問題がありすぎる!大人たちもっとしっかりして!」

どんなことでも、まわりの人に一緒に参加してもらうのって、大変だよね。キャップの数が思うように集まらなかったり、自分は無関係と思っている人がいてガッカリしたり。でも、そこで知恵を出し合って工夫したり、一所懸命伝える努力をしたりするのは貴重な経験になっていくんだろうな。それにみんなが活動していることは、大人や社会の無関心を変えていくことにもつながっていくと思うんだ! みんなががんばる意味はある。僕は思うよ。







